一本釣り花鰹、駿河湾産桜えびの

 
ギフト用も多数取りそろえております ダシのこだわり 桜えびでクッキング 桜えびのヒミツ

桜えびのヒミツ

お刺身でも、かき揚げにしても美味しい、駿河湾産桜えびのナゾに迫ります。


桜えび(サクラエビ)とは?

  桜えびは、節足動物門、甲殻綱、軟甲亜綱、十脚目、根鰓亜目、サクラエビ上科、サクラエビ科、サクラエビ属に属しています。学問上の名前はSergia lucensと呼ばれています。

海を泳ぐサクラエビ
水中を泳ぐ桜えび

  桜えびの和名は、桜の花の色に由来していると言われています。また、富士川の河川敷に干した時「ピンク色のじゅうたん」と新聞等の記事で表現されるように、桜色が強いことから、命名されたのでしょう。
  では何故、桜色をしているかというと、桜えびの透明に近い体には赤い色素と約160個ほどの小さな発光器がたくさん散在しているからです。
  大きさは、オスが37〜48mm、メスが35〜45mmです。上記写真のように、鞭毛(べんもう)と呼ばれる長いひげ(体長の3倍以上もある)を後方に曲げて体のバランスをとり、水中を自在に泳ぎます。

ピンクのじゅうたん
富士川河川敷での風物詩、桜えび干し

桜えびはどこに生息しているの?

 桜えびは駿河湾で水揚げされますが、そのほかに相模湾、東京湾口、一部外国にも分布していることが近年わかってきました。
  駿河湾内の桜えびの分布層は、約500m位までの深さで、昼間は200〜300mの深さに、日没近くになるとエサを求めて20〜50mまで上昇してきます。漁は、この習性を利用して、桜えびが上がって来る日没から深夜にかけて行われています。
  日の出の1時間前からは最大1.8m/分という早さで、深海へと泳ぎ去ってしまうのです。

桜えびは何年くらいで大きくなるの?

 桜えびの産卵は、夏の高水温の時期に始まりますが、主に7月〜8月にかけてといわれています。このため、この間は資源保護のために桜えび漁は禁猟となります。桜えびの不思議なところは、成熟するまでの性別はオスとメス1:1ですが、産卵期が近づくとオスとメスが別々に群れを作って、メスがより沿岸域の上層に出現する傾向があるために、5月〜7月に性別が変わってしまうそうです。
 桜えびは生まれてすぐ孵化し、その後、3〜4ヶ月で体長20mm、10〜12ヶ月では成熟し、卵を産むようになります。
 春の桜えびは身が張っていて美味しく、秋の海老は生食に適し舌触りがよく、若いのが特徴です。

桜えびにはどんな栄養があるの?

 桜えびには小さな身体にたくさんの栄養素を持っています。豚肉と比較しますと、リンは2倍、タンパク質は4倍、カルシウムに至っては675倍!100g中のカルシウム量は2700mgもあり、鶏肉(4mg)、マグロの刺身(5mg)、卵(65mg)と比べても群を抜いています。
 また、静岡県水産試験場の研究によると、「タウリン」という栄養素もたくさんあり、このタウリンは肝臓によい働きをします。さらに、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサへキサエン酸(DHA)という滋養分も含んでいて、コレステロールを下げる働きがあることもわかってきました。

桜色のサクラエビ

桜えびの漁はどうやって行われているの?

 桜えび漁は、3月下旬〜6月上旬(春漁)、そして産卵のための禁漁期間をあけて、10月下旬〜12月下旬(秋漁)の年2回あります。出漁日数は40日前後です。漁港を出発した船団は、魚群レーダーで桜えびの位置を確かめると、二隻の船が1組となって網を仕掛け、引き上げます。
  水揚げは由比港と大井川港で行われますが、セリは由比、蒲原、大井川の市場で行われます。
 入札は午前6時からスタートし、前半・後半の2回あり、桜えびは1コンテナ15kg入が1杯という単位です。1回目の入札は10分程度で終了し、随時、船ごとに札が開けられ、2回目の入札はその後6時30分に終了します。落札した桜えびは、漁港から車で5分の立地にあるヤマイチの自社工場まで運ばれます。